(21日、高校野球・甲子園決勝 金足農―大阪桐蔭)
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最後の夏の決勝前夜。大阪桐蔭の藤原は20分間、心を込めてバットを振った。「悔いの残らないよう、フルスイングが貫けるように、振りました」
全国屈指の強豪校で1年夏から主力を張ってきた左打者は、甲子園の決勝は3回目。「いままでで一番ワクワクしている」。就寝前には、決勝で自分が打席に立っている姿を具体的にイメージした。「チャンスで走者をかえすバッティングでした。右中間に鋭い打球だった」
目が覚めて、決勝の日を迎えた。「何がなんでも春夏連覇。なんとしても勝ちたい」と語気を強めた。