ジャカルタで開かれているアジア大会で、水泳女子の韓国選手が練習中、偶然足が当たった中国選手に蹴られたとして、韓国選手団がアジアオリンピック委員会(OCA)に調査を求め、アジア水泳連盟が両国の選手団から事情を聴いた結果、中国側が韓国側に謝罪したことが25日、わかった。
23日午前の出来事。前を泳いでいた韓国選手の足が胸に当たったことに腹を立てた中国選手が韓国選手を追い、足首をつかんで腹を2度、蹴ったという。中国選手はコーチとともに選手村で韓国選手団を訪れて謝罪したが、韓国選手団は、蹴られた選手が処罰を求める意向を示したことから調査を要請していた。
OCA関係者は「最終的に、韓国選手団団長が謝罪を受け入れた。アジア水泳連盟が五輪精神にのっとった正しい行動をするよう強調し、互いの理解の下に終わった」と話した。(中小路徹)