阪神・淡路大震災の犠牲者を悼む行事として神戸市中央区の東遊園地で毎年1月17日に開かれている「1・17のつどい」について、実行委員会は3日、来年のつどいで東京会場を設ける方針を明らかにした。
実行委によると、東京会場では東遊園地の様子を中継し、地震が起きたのと同じ午前5時46分に合わせ黙禱(もくとう)を捧げる。震災当時の様子を伝える写真展や東遊園地のガス灯「1・17希望の灯(あか)り」の分灯も検討する。
藤本真一・実行委員長は「『あの日あの時』を思い出すための場所を東遊園地以外にも、と考えた。遠く離れてはいるが、一緒に神戸に思いをはせられるような場になれば」と話した。(野平悠一)