(16日、東京六大学秋季リーグ戦第2週1回戦 法大3―3明大)
ドラフト会議で指名を受けるためのプロ志望届をすでに提出している横浜高の渡辺元智前監督の孫で明大の渡辺佳明(4年、横浜)が16日、今秋の東京六大学リーグ戦のチームの初戦を迎え、3安打を記録する好スタートを切った。
渡辺は2番遊撃手で法大との試合に先発出場した。身長179センチ、体重74キロと細身だが、左打ちで左右に打ち分ける器用さがある。一回は右中間二塁打、四回は左前安打を放った。1点を追う八回は2死から右前安打で出塁し、その後の2連打で同点の本塁を踏んだ。試合は引き分けに終わったが貴重な一打になった。
プロ志望届は今月8日に提出。「その(重圧)のなかで3本打てたのはうれしい」と話した。
「ドラフトで指名がかかるか分かりませんが、日本で一番高いところでやりたい気持ちがある。リーグ戦は大学で最後なので悔いが残らないようにしたい」と落ち着いた表情で語った。