2019年ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会に参加する選手らに、国際統括団体のワールドラグビー(WR)が公共のジムやプールでタトゥー(入れ墨)を隠すよう要請していたことが明らかになった。21日までに、複数の英メディアが報じた。
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南太平洋諸国など出身の多くのラグビー選手はタトゥーをしている。しかし、日本では一般的に入れ墨が暴力団関係者と関連づけられ、温泉などでの入浴を断られるケースがある。
20日に東京都内であった大会1年前イベントの記者会見で、タトゥーへの対応を問われたWR統括責任者のアラン・ギルピン氏は「タトゥーは日本の文化的な機微に触れる点があり、選手もそのことを尊重している。問題にはならないと思う」と話した。大会組織委員会の嶋津昭事務総長は「チームが宿泊するホテルなど、現場ごとに問題に対応するべきだと思う」と述べた。