ユニー・ファミリーマートホールディングス(HD)が、傘下の総合スーパー、ユニー(名古屋市)の全株を、資本・業務提携しているディスカウント大手のドンキホーテHDに売却する方向で調整していることがわかった。不振のスーパー事業をグループから切り離し、コンビニ事業に注力する。
ユニーは、東海や中部地方を中心に総合スーパーを展開し、イオンリテールやイトーヨーカ堂に次ぐ規模。しかし、2017年2月期に565億円の純損失を計上し、てこ入れのため同年にドンキHDと資本・業務提携。ユニーの株式の40%を譲渡していた。
ユニー・ファミリーマートHDとドンキホーテHDは10日、「一層の連携強化に関して検討しているが、現時点で開示すべき具体的な決定事実はありません」とのコメントを出した。