31日のハロウィーンを前に、商戦が本格化してきた。市場規模はここに来て頭打ち。それだけに、幅広い顧客の取り込みを意識した各社の工夫が目立つ。
松坂屋名古屋店は24日から、本館1階婦人用品売り場で従業員20人ほどが、カボチャやクモの巣などをイメージした衣装を着て接客する。衣装は名古屋学芸大の学生が製作した。このフロアでは隠したぬいぐるみを見つけてもらう仕掛けも企画。10体の場所がわかれば先着で菓子をプレゼントする。子ども服やゴルフ売り場近くでは「忍者」の手裏剣体験も催す。広報担当は「地下以外のフロアでも楽しめるように考えた。これを機に若者や子どもにも百貨店に親しみを持ってもらえたら」。
JR名古屋高島屋は23日から「トリック・オア・トリート」と唱えた客に、先着で菓子を配る。ハロウィーンにちなんだケーキやパンなども、売り場に200種そろえた。「盛り上がりのピークは数年前だった。今はささやかに楽しむ傾向。仮装よりグルメで展開した」(広報)
ホテルメルパルク名古屋はSNS映えを意識し、おどろおどろしいブッフェを提供する。26日からの3日間限定。血を流した目玉に似せたチョコタルトや、ミミズ風に仕上げたゼリーなど、メイン料理やデザートなど計20種を用意。2時間食べ放題で、大人1人3800円(税込み)だ。
名古屋市のテーマパーク「レゴ…