16日のニューヨーク株式市場は、米大企業の好決算などを支えに主要企業でつくるダウ工業株平均が急反発し、前日比547・87ドル(2・17%)高い2万5798・42ドルで取引を終えた。上げ幅は3月以来の大きさ。
ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレー、ジョンソン・エンド・ジョンソンなどが朝方、市場の予想を上回る好業績を相次ぎ発表したことが好感された。世界同時株安を引き起こした前週の株価急落で、割安感が高まっていた銘柄も買い戻され、ダウ平均を構成する30社すべてが値上がりした。
ハイテク株の比率が高いナスダック市場の総合指数も大幅に上昇。前日比214・75ポイント(2・89%)高い7645・49で引けた。(オタワ=江渕崇)