モチモチした食感を楽しむタピオカの人気が再燃している。冷たいミルクティーに入れて太いストローで飲むのが定番で、抹茶味やチョコレート味などドリンクも多彩に。九州初上陸をうたう店が相次ぎ、大学の学食にも登場している。
福岡市中央区の大通りに行列が出現し、多い時は約200人が並ぶ。お目当てはテイクアウト専門店「モッチャム」のベトナム風生タピオカ入りドリンクだ。
4月のオープン当初から「福岡初上陸」と話題をさらい、SNSで拡散した。ミルクティー、宇治抹茶ミルク、沖縄黒糖ミルク、カフェオレ味などがあり、自家製タピオカを沈ませる。
生タピオカは、毎朝6時から奥の厨房(ちゅうぼう)でスタッフが1日16キロのタピオカ粉にお湯を加えてこねていく。煮る際に、黒糖を入れるのがこだわりだ。
近くの主婦永冶英里さん(33)は、ママ友の林直子さん(36)や多田里沙さん(33)と開店1時間前から並んだ。「待ったかいがありました」。多田さんは「すごいモチモチでドリンクというよりもスイーツ」と満足の様子だった。
経営するのは全国で飲食事業を展開する「オペレーションファクトリー」(大阪市)。ベトナムへ出張した従業員がタピオカドリンクにほれ込み、研究を重ねて出店を決めた。
福岡は、東京や大阪に次いで4…