トヨタ自動車や中部電力が、「二酸化炭素ゼロ」で発電した電気を電気自動車(EV)の利用者に売る実証実験を12月から始める。再生可能エネルギーの普及や、充電スタンドを有料で使ってもらう事業モデルの確立につなげたいという。「エコ」な電気は、好んで買ってもらえるのか――。
トヨタ子会社が運営する商業施設「カラフルタウン岐阜」(岐阜市)の駐車場にある3台の充電器で実験する。いまは充電は無料だが、12月25日以降は1時間180円の代金をとる。
そのかわりに、「二酸化炭素ゼロ」の電気を使う。温室効果ガスの削減量を取引する市場で、太陽光や風力などの発電事業者から「排出枠」を買い、中電が発電した電気を二酸化炭素ゼロとみなす仕組みだ。
EVは走っている時には二酸化…