再生可能エネルギーを普及させるために電気料金に上乗せされる賦課金について、経済産業省は22日、2019年度は18年度より約2%高い1キロワット時あたり2・95円と決めた。月260キロワット時使う一般的な家庭では、5月分から、今年度に比べて月あたり13円高い767円になる。年間では156円高くなり、9204円の負担となる。
再生エネは、固定価格買い取り制度(FIT)に基づいて、国が決めた価格で買い取るよう電力会社に義務付ける一方、その費用は賦課金として電気の利用者が支払う。太陽光の急速な普及につれて賦課金は毎年度増額されており、19年度は制度が始まった12年度の0・22円から13倍以上に膨らんで過去最高となる。(関根慎一)