桜田義孝五輪相は22日午前の閣議後会見で、千葉市内で21日夜に開かれた税理士の会合で、来年10月の消費増税と軽減税率の導入について「大変だ」とあいさつしたと述べた。複数の出席者が、桜田氏が消費増税と軽減税率に反対するあいさつをしたと証言しているが、桜田氏は「反対ということはない」と否定した。
会合は千葉県内の税理士らでつくる政治団体が主催。21日に千葉市内のホテルで開かれ、与野党の複数の国会議員も出席していた。
桜田氏は22日の会見で、発言について「(中小企業の業務量が増えることを)『大変ですね』と述べただけだ。反対ではない」と説明。「内閣の業務執行について全力を尽くす覚悟だ」と強調した。22日の衆院内閣委員会でも野党議員から発言について質問を受け、「反対だといったことはない」と明言した。