ローソンは、レジに並ばなくてもスマートフォンで代金を支払える「ローソンスマホペイ」の導入店舗を2019年10月の消費増税時までに1千店に拡大する。竹増貞信社長が朝日新聞の取材に明らかにした。消費増税対策として政府が検討するキャッシュレス決済のポイント還元策の導入に備えるとともに、店舗の省人化につなげて人手不足の対策にもしたい考えだ。
「スマホペイ」は、公式アプリをダウンロードしたスマホのカメラで商品のバーコードを読み取れば、店内のどこでも決済ができるサービス。レジに並ぶ必要がないため、接客にあたる人手を省ける。都内の一部店舗で4月に実証実験を始めた。18年度末までに100店に増やす予定だが、さらに来年10月までに約1千店に拡大する方針だ。竹増氏は「顧客の(レジに並ぶ)時間がセーブでき、(省人化で)店の負荷も落とせる。レジに並ばなくても買い物ができる環境をつくっていきたい」と話した。
竹増氏は、注文を受けて商品を…