米国籍の男性がスパイ容疑でロシアに拘束された問題で、ポンペオ米国務長官は2日、ロシアに対し、拘束の理由についての詳細な説明と、米大使館と同容疑者の速やかな面会を求めていることを明らかにした。
ロシア、スパイ容疑で米国人拘束 大統領選疑惑で牽制か
AFP通信によると、ポンペオ氏は2日、訪問中のブラジルで記者団に、「拘束が不適切なものであれば、我々は即座の解放を要求する」と説明。「数時間以内に大使館職員が同容疑者と面会し、より詳しい状況が把握できると期待している」と述べた。
ロシア連邦保安局(FSB)は12月28日、ロシアでスパイ活動を行ったとして、米国籍のポール・ウィラン容疑者(48)をモスクワ市内で拘束。FSBは詳細を明らかにしていないが、ロシアメディアによると、有罪になった場合、最大で禁錮20年の刑が科される可能性があるという。
米メディアによると、ウィラン…