文部科学省の前科学技術・学術政策局長の佐野太被告(59)=受託収賄罪で起訴=の働きかけで、贈賄側の業者や佐野前局長の家族ら3人が宇宙航空研究開発機構(JAXA)のロケット打ち上げの視察者になっていた問題で、同省は10日、当時の宇宙開発利用課長を厳重注意処分にした、と発表した。「行政の公正さが疑われる」と判断した。 文科省によると、鹿児島県の種子島で行われるロケットの打ち上げの視察は業務関係者に限り、国会議員の家族でも原則断る運用をしてきたという。だが、2015年8月19日の打ち上げの際は、同省元幹部への贈賄罪で起訴された医療コンサル会社元役員の谷口浩司被告(47)ら3人が視察者に加わり、一般人が出入り禁止の種子島宇宙センター内の場所から見学した。当時、官房審議官だった佐野前局長は宇宙開発利用課に視察を受け入れるよう働きかけていた。 視察をめぐっては課内で反対意見が出たほか、JAXAの担当課でも難色が示されたという。しかし、佐野前局長が元宇宙開発利用課長だったことから「相談は断れない」と受け入れを認めたという。(矢島大輔) |
ロケット視察便宜問題、当時の宇宙開発課長を厳重注意
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