大阪国際女子マラソン(大阪・ヤンマースタジアム長居発着)で初マラソンに挑んでいる期待の若手選手がいる。リオデジャネイロ五輪に出場した福士加代子(ワコール)や田中智美(第一生命)ら力のある選手が参戦する中、日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーが「一番期待する選手」と太鼓判を押す24歳。虎視眈々(こしたんたん)と東京五輪の代表選考会となるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)の出場権を狙っている。
「MGC獲得はもちろん、目標は積極的な走りをして印象に残るようなレースをしたいと思います」
25日にあった出場選手による記者会見で堂々と宣言したのが初マラソンに臨む大森菜月(ダイハツ)だ。立命大時代は、エースとして活躍。大学1、2年の時の日本学生対校選手権(日本インカレ)では5000メートル連覇、全日本大学女子駅伝でも区間最高を獲得する活躍を見せた。2017年春からダイハツに所属している。
大森には意識する選手がいる。…