スポーツクライミングのボルダリングの日本一を決めるジャパンカップは27日、東京・駒沢屋内球技場で決勝が行われ、女子は昨季ワールドカップ(W杯)年間女王に輝いた21歳の野中生萌(みほう、XFLAG)が初優勝を飾った。2年連続12度目の優勝を狙った野口啓代(あきよ、TEAM au)は2位。2人は4課題中3完登で並んだが、野中は残りの1課題も「ゾーン」と呼ばれる中間付近に設けられたポイントに到達したため、野口を退けた。一昨年史上最年少の14歳で大会を制した伊藤ふたば(同)は3位だった。
クライミング「三刀流」、選手ぐったり 東京五輪新種目
クライミング女子、日本勢に立ちはだかる19歳
野中「国内でついに優勝」 わずか2回のトライで完登
男子は3課題を完登した22歳の石松大晟(Base Camp)が初優勝。2016年世界王者の楢崎智亜(TEAM au)が2位に入った。4連覇をめざした藤井快(こころ、同)は6位。