宇宙航空研究開発機構(JAXA)は22日午前6時14分、小惑星「リュウグウ」への着陸に向け降下中の探査機「はやぶさ2」に対し、着陸を決行する最終判断を行ったと発表した。以降、はやぶさ2は、地上の指示を受けず、検知した高度やカメラ画像を自ら判断しながら降下し、同日午前8時6分に着陸する予定。
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はやぶさ2は同日午前6時現在、高度約500メートルを降下中とみられる。運用計画によると、着陸の成否に関わる重要な局面は、午前7時(高度45メートル)以降。4本のレーザーによる詳細な高度計測に切り替え、目印となるターゲットマーカー(TM)を捕捉。秒速10センチで自転するリュウグウ上空にとどまりながら高度8・5メートルまで接近する。
ここからは細かな動きが求めら…