日本学生野球協会は9日、東京都内で審査室会議を開き、大学、高校計8件の不祥事の処分を発表した。大学では法大の監督が2016年、寮生活や練習態度を巡って部員2人の腹部を殴ったり、太ももを蹴ったりしたなどとして4カ月の謹慎となった。同協会によると、東京六大学連盟の監督が謹慎処分を受けるのは初という。高校では長野俊英の監督が主に試合中のミスを理由に日常的に暴力を振るっていたとして、1年1カ月の謹慎となった。
◇大学【謹慎4カ月】法大の監督=3月28日から、暴力、報告義務違反
◇高校【対外試合禁止3カ月】五所川原第一(青森)の軟式=2月22日から、部員の飲酒【同1カ月】金沢北陵(石川)=3月18日から、部員の喫煙【無期謹慎】校名、県名非公表の部長=セクシュアルハラスメント【謹慎1年1カ月】長野俊英の監督=2月10日から、暴力、報告義務違反【同1年】長野工の顧問=2018年12月5日から、酒気帯び運転【同3カ月】長野商の監督=2月20日から、中学生との接触ルール違反▽浜松湖北佐久間分校(静岡)の監督=3月9日から、暴力