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「男性優位な美術業界に一石」 津田さん池上さん語る

作者:佚名  来源:本站原创   更新:2019-5-7 8:35:26  点击:  切换到繁體中文

 

8月1日から愛知県で開かれる国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」。芸術監督を務める津田大介さんと、海外での取材の合間に時間を見つけては美術館へ足を運ぶという池上彰さんが4月中旬、トリエンナーレのプレイベントで対談した。場所はトリエンナーレの会場のひとつとなる名古屋・円頓寺(えんどうじ)地区。ふたりのジャーナリストが芸術や地域振興について語り合った。


津田 (東京医科大が女子受験生の点数を一律に減点していた問題を受けて調べたが)美術業界はまだまだ男性優位な状況がある。この状況に一石投じたいなと、今回のあいちトリエンナーレは参加作家を男女平等にする。


池上 画期的だよね。(こういう試みに対しては)「実力でこれまでの差が出てたんだ」なんて言われる。女性の場合、伸びるチャンスが与えられてこなかったという人も多いのではないか。眠っていた、隠されていた実力がわーっと出てくるだろうと思います。


津田 (イタリアの)ベネチア・ビエンナーレでも、ほぼ男女作家が同数になった。ジェンダー平等、男女の作家を均等に選んでいくのが国際潮流になっている。「女性を無理やり入れたんじゃないの」と言われたが、「情(じょう)の時代」というテーマに合う作家を選んでいった。気がついたら男性6、女性4くらいの割合になっていた。だったら5対5にしても質の高い、レベルの高い芸術祭にできると思った。


ごちゃごちゃした感じ


さっき一緒に円頓寺商店街、円頓寺本町商店街を歩いているときに池上さんが「ごちゃごちゃした感じがいいよね」とおっしゃった。名古屋ならではの、ごちゃごちゃ感というのは、文化とか地域振興を考えるうえでキーワードになる気がする。


池上 そうなんですよ。名古屋って戦後、区画整理をして広い道路を造った。これは自動車産業が発展するうえで効果があった。でも外の街を歩いていると、道路が広すぎてごちゃごちゃ感がなくて、どうも歩いててあんまり楽しくない。結果的に名古屋の地下街が魅力的で歩いてて楽しい。きょう円頓寺商店街を見て「これだよね」と思った。


津田 それが地元の人だけでなく外の人も引きつける魅力に変わってきている。そこにアートという新たな要素が外から持ち込まれて、どんな風に街が変わるのか楽しみです。


津田 アート初心者でも楽しめるような敷居の低い芸術祭にしたいと思っている。そういう人の楽しみ方を教えてもらいたい。


池上 ひとりでぶらっと入ればいい。「えー、こんなのがあるんだ」みたいな新しい発見がある。不思議なもので、同じ絵であっても(人によって)印象がまったく違う。なんだあの絵はひどいよね、と語り合うのでもいい。


アートの前でわいわい


津田 海外の美術館に行くと、みなさん絵の前でわいわい議論している。それに対して日本は音を立てちゃいけないプレッシャーがすごい。あれを変えたい。池上さんがおっしゃったみたいに、美術を見て思ったことを友達とわいわいがやがや言って、そこにボランティア(ガイド)の人が来て「実はこうなんですよ」と説明し、知っていくきっかけにしたい。


池上 国際芸術祭は、どんな遺産を残すことができるかが大きなテーマになると思う。「円頓寺商店街がいろんな絵をやる(展示する)ことで成功しました」「じゃあうちの商店街もやろうと広がりました」というレガシーを残すために、何をするのかという問題意識を持ってほしい。


津田 芸術祭の主役というと、アーティスト、作品だとみなさん思うが、僕は地域住民だと思っている。芸術祭がきっかけで街づくりに多くの人が参加していって街が変わり、どんどん魅力的になっていく。


津田 池上さんがあいちトリエンナーレに期待することは。次も開催されれば2022年で、ちょうど(愛知県に)ジブリパークができる。ジブリは、アートという文脈でも評価されている。「文化こそ愛知が熱いんだ」と変わるポテンシャル(可能性)がありますね。愛知はものづくりや歴史ばかりフィーチャーされていた。その両輪にもうひとつ、大きなエンジンとして文化って言うのが(加わる)。


池上 ジブリの「風立ちぬ」は(岐阜県の)各務原で飛行機が飛んでいたりする。文化だけれど、ものづくりともつながっている。いろんな新しい展開ができると思う。


津田 それだけいろんなものを「ごちゃまぜにできる」のが愛知の豊かさである。


池上 ごちゃまぜ感がいい。


津田 ごちゃまぜ感こそ愛知、名古屋の魅力である。それを地元の人に気づいていただいて、もっと魅力的でごちゃごちゃした街を発信していただければ。トリエンナーレがそのきっかけになれればいい。(千葉恵理子)



〈あいちトリエンナーレ〉3年に1度開かれる国際芸術祭。4回目となる今年は8月1日~10月14日、名古屋市内の愛知芸術文化センターや四間道(しけみち)・円頓寺(えんどうじ)地区、愛知県豊田市内などを主な会場にして開かれる。国内外の作家が参加する現代美術、音楽プログラムを含む舞台芸術などを予定している。



 

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