往年の刑事ドラマ「西部警察」さながらのド派手な爆破シーンの撮影を伴う映画のロケを誘致し、まちおこしにつなげる試みが、福岡県筑豊地方で進んでいる。めざすは「爆破ができるまち」。18日は学校のグラウンドで、生徒たちが見守るなか大爆破を実行した。
仕掛けるのは飯塚市出身の映像作家永芳健太さん(47)。小学生の頃、西部警察の福岡ロケを見学し、数十台の車が爆発したり横転したりするのを目の当たりにして衝撃を受けた。カメラマンやスタントマンらが「花火を打ち上げるように」手際よく動く現場の緊張感が心地よく、映画監督を志した。炭鉱跡などにカメラを回しているうち、「これだけ何もない所だから、西部警察のロケを呼んだらいいのに」と思い、爆破シーンをイメージしていたという。
そうした幼い頃の原体験に加え…