福岡県の旧産炭地を主に走る平成筑豊鉄道(本社・同県福智町)の観光レストラン列車「ことこと列車」が運行を始めた。JR九州の「ななつ星」と同じデザイナーによる列車の魅力の一つとなっているのが、車内で楽しめるフランス料理。沿線の食材を用いた旅情をそそる内容で、福岡・中洲に有名店を構えるシェフが監修している。
提供されるのは、「La Maison de la Nature Goh」のオーナーシェフ、福山剛さんが監修した料理。アジア各国のレストラン業界の専門家らが選ぶ「アジアのベストレストラン50」にも選ばれた店を営む。
報道関係者向けの説明会で紹介されたメニューはこうだ。
沿線の食材を生かす前菜盛り合わせ「ことことボックス」▽福山さんの店の定番をアレンジした「地元産新玉ねぎのジュレ」▽石炭産地だった沿線のノスタルジーをかき立てる「黒ダイヤ 鱈(たら)と蕗(ふき)の薹(とう)のフリット ~筑豊の誇り~」▽福智町の伝統工芸「上野焼(あがのやき)」の器に盛り付けた煮込み料理「和牛頰(ほほ)肉のパピオット」▽田川発祥のチロルチョコをオマージュした「ガトーショコラ」。
料理に使う食材の候補としては…