政府が6月からの導入を目指す高速道路の新しい料金制度が、民主党側の要望によって見直す、見直さないと二転三転したことについて、民主党の小沢幹事長は「最終的には政府、鳩山総理が決定することだ」と述べました。
「そういう声が非常に強いということで、要望を申し上げただけであります。最終的には政府、突き詰めて言えば、内閣総理大臣が決定することでございます」(民主党 小沢幹事長)
高速道路の新しい料金制度は普通車の上限を2000円とし、浮いた財源を道路建設費に充てることなどが柱となっています。しかし、実質的に値上げとなる利用者が増えることから、「無償化を掲げたマニフェストに反する」などとして、小沢氏が見直しを求めていました。
これに対して前原国土交通大臣は、党側が求める高速道路料金の値下げと新規の道路建設は「二律背反だ」として、小沢幹事長に強く反発。
小沢氏は26日の会見で、料金の値上げに反対する「声が非常に強いと要望を申し上げただけだ」と述べると共に、前原大臣の発言については、「全く関心も興味もない」と不快感を滲ませました。(26日20:10)