政府は、今月下旬、TPP交渉に正式に参加するのを前に、21ある交渉分野のうち、18人を担当交渉官として任命しました。
「交渉官の皆さんが省益を離れて、常に国益に資するという視点を持てるかどうかにかかっていると思う。TPPは国益をかけた戦いであります」(甘利明 TPP担当相)
甘利TPP担当大臣は訓示式でこのように述べた上で、「TPPは我が国の成長戦略の要である」と改めて強調しました。政府は1日、関税や投資など21ある交渉分野のうち、外務省や農水省などの課長クラスを中心に18人を担当交渉官として任命。政府対策本部を113人まで増員しました。
日本は、15日からマレーシアで開かれる交渉会合に初めて参加しますが、アメリカ議会の承認手続きのため、最長でも3日間のみの参加に限られるため、事前にどれだけ情報を集められるかがカギとなっています。(01日16:26)