鳩山総理大臣が、来年度の国家公務員の新規採用を半減させる方針を指示したことについて、閣僚から慎重な対応を求める声が相次いでいます。
「一挙に2割以下、前年比2割以下、そして早期勧奨退職もやめるということになった時に、一気に来年度の採用にしわ寄せがくる可能性がある」(前原誠司国交相)
新規採用の半減について前原国土交通大臣は、「財政状況を考えると、国会議員を含め国家公務員の縮減という大きな方針に異論はない」としながらも、「一気に削減を進めると来年の採用にしわよせが来る」として、急激な削減に難色を示しました。
「景気が回復しつつある中で、マイナス要因になるようなことがあってはならない。大方針だけがどーんと出て、何人削減と。こういう打ち出し方というのは、本当に良いのかどうかは、良く考える必要があるということ」(直嶋正行経産相)
直嶋経済産業大臣も、雇用情勢などに配慮しながら検討を進めるべきだという考えを示すなど、慎重な対応を求める声が相次いでいます。(27日12:08)