政府は、公的年金や独立行政法人などが保有している金融資産の運用のあり方についての有識者会議を開き、見直しに向けた議論を開始しました。
「これまで公的年金や独法等について、さまざまな観点から改革が議論されてきたものの、これらの資金運用について、横断的に検討が行われたことはないわけであります」(甘利明 経済再生相)
公的年金や独立行政法人などが保有している金融資産は、GPIF=年金積立金管理運用独立行政法人の110兆円あまりを筆頭に、合わせて200兆円以上に上っています。しかし、その運用の仕方については「機動的でない」や「多様性がない」などとさまざまな問題点が指摘されてきました。
このため、政府は、1日に有識者会議を立ち上げ、見直しに向けた議論をスタートしました。有識者会議は、秋までに政府に対する提言をまとめることにしています。(01日19:21)