【シリコンバレー=小川義也】欧州連合(EU)欧州委員会のベステアー委員(競争政策担当)は16日、ワシントンで米連邦取引委員会(FTC)のラミレス委員長と会談した。欧州委が15日にEU競争法(独占禁止法)違反の疑いで米グーグルに警告した件を説明したようだ。
FTCは2011年にグーグルの検索サービスについて同様の調査をした。違反行為はなかったとして13年に調査を終えた。ベステアー委員は会談後の講演で「すべての事で企業の国籍は問題ではない」とし、米企業を狙い撃ちにした保護主義的な動きとの見方を否定した。