【ワシントン＝岩本昌子】米シカゴ連邦準備銀行が20日に発表した３月の全米活動指数はマイナス0.42で、前月のマイナス0.18からマイナス幅が0.24ポイント拡大した。同指数はゼロ以下だと米経済活動が過去の平均以下の成長ぶりであることを示し、マイナス圏の数値は３カ月続いている。

分野別では「生産関連」や「雇用関連」がマイナス圏の数値だった。特に雇用は前月プラス圏だった数値がマイナスに転じた。米経済成長の実情により即しているとされる３カ月移動平均値は、前月分からマイナス幅が0.15ポイント拡大しマイナス0.27となった。