気象庁は1日までに、気温や台風の予報などを自己採点した業務評価リポートを発表した。最高気温の予報では、実際に観測した気温と3度以上ずれた「大外れ」が、2012~14年の過去3年間の年平均で35日。同じく最低気温は22日だった。
昨年の評価では最高気温が37日、最低気温が23日だったため、1~2日の改善となった。
気象庁は16年の業務評価までに、最高気温で34日以下、最低気温で22日以下とする目標を設定。最低気温については今年に前倒しで到達したことになり、「大いに進展」とする評価をしている。
降水確率の予報は、50%以上の差があった大外れが、12~14年の3年間の年平均で25日。昨年は26日。16年までの目標は23日以下としている。
また、台風について72時間先の中心位置の予想では、各台風の実際の動きとの差が14年の1年間で平均249キロと、13年の215キロより悪化した。評価基準とする過去5年間の平均でも、15年の目標だった260キロに対し、275キロだった。〔共同〕