新人合同自主トレで坂道ダッシュをする清宮
日本ハムのドラフト1位ルーキー・清宮幸太郎選手と、来季から大リーグのエンゼルスへ移籍する投打の二刀流・大谷翔平選手が初めてグラウンドで遭遇した。
清宮、笑顔の始動「やっとこの日が」 新人合同自主トレ
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千葉県鎌ケ谷市の球団施設で行われている新人合同自主トレ2日目の10日、清宮ら新人7選手が外野の芝生でジョギングやストレッチをしていると、大谷や他の現役選手数人も球場入り。外野のフェンス沿いをゆっくりと走り出した。すぐに清宮の視線は大谷の方へ。ちらちらと目をやり、「信じられない感じ。大谷さんに限らずテレビで見ていた人ばっかり。なんか不思議な感じがしました」。 グラウンド上で会話を交わすことはなかったが、「あこがれの人」へのあいさつは前夜にしっかり済ませていた。
午後10時半ごろ、清宮が寮の部屋でくつろいでいる時だった。ドアをノックされ、開けると同期入団の難波侑平選手が立っていたが、「そこに大谷さんがスッとやってきて、スッと帰っていきました」。
隣部屋の大谷の突然の訪問に、「大きかった。びっくりしました」と感激した様子。「短い間だけどよろしくね」と言われ、「はい。よろしくお願いします」と頭をさげたという。
以前から清宮は大谷について、「二刀流という新たな道を作って自分の信念を貫かれた方。僕も刺激を受けたし、負けないようにしたい」と話し、あこがれの存在だった。プロ入り後初対面はわずか数秒で終わったが、忘れられないシーンとなった。(山口裕起)