大相撲名古屋場所で35度目の優勝を目指す横綱白鵬は30日、名古屋市内での力士会後に取材に応じ「いろんな目標はあるけど、それを言うと長くなる。自分がやってきたことをしっかり出せばいい」と余裕を漂わせた。
5月の夏場所では照ノ富士に2度目の7連覇を阻止された。「多少、悔しい思いはしたが忘れました」とすっきりとした表情。一方で急速に台頭してきた新大関にエールも送る。自らは2006年夏場所の新大関場所で優勝した。「それなりの覚悟を持って土俵に上がらないといけない。わたしは10勝以上の成績を収めようと思っていた」と語った。
調整は普段通り、場所の1週間ほど前から出稽古で仕上げる予定。「暑い名古屋で立っていても汗をかく。エンジンをかけていきたい」と張り切っていた。〔共同〕