トヨタ自動車(7203)は21日、「ヴィッツ」(2005年1月~10年6月製造)など6車種の運転席ドア部の電気装置に不具合があったとし、合計60万965台のリコール(回収・無償修理)の実施を国土交通省に届け出た。
対象となるのは「ヴィッツ」のほか、「ラクティス」「ベルタ」「オーリス」「カローラルミオン」「イスト」。運転席ドア部の電気装置で潤滑剤が不足していることがあり、周辺の樹脂部品が焼損する可能性がある。最悪の場合、火災に至るおそれがあるという。
同時にボンネットの固定する部分の強度が不足しているとして「クラウン」(12年11月~15年9月製造)の14万542台についてもリコールを届け出た。トヨタは固定部の強度不足により、走行中にボンネットが開くおそれがあるとしている。〔日経QUICKニュース(NQN)〕