鹿児島興業信用組合(鹿児島市)と商工組合中央金庫鹿児島支店、日本政策金融公庫鹿児島支店は、鹿児島県オーストリッチ事業協同組合(鹿児島県鹿屋市)に合計で6千万円を協調融資した。同事業協同組合は2月末をメドにダチョウ専用のと畜・肉加工工場を新設し、工程を内製化する計画だ。鹿児島興業信組などは県内でも珍しい取り組みを支援し、6次産業化を後押しする。
融資額の内訳は鹿児島興業信組が3千万円、商工中金が2千万円、日本公庫が1千万円。オーストリッチ事業協同組合はダチョウ肉生産と流通の拡大を目指して2011年に設立した。細切れ肉を活用した無添加ウインナーやハムなどの製造も内製化する予定だ。
安藤勝利理事長は「新工場の稼働により、精肉・加工肉の年間売り上げを4億~5億円と従来のざっと20倍に拡大したい」と話している。