岸田文雄外相は1日、韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外相と電話で協議した。長距離弾道ミサイル発射など新たな挑発の構えを見せる北朝鮮に連携して対処するため、米国を含めた安全保障分野の協力が重要との認識で一致。終了後、岸田外相は記者団に安保協力で「具体的な項目をいくつか挙げながら意見交換した。事務的に引き続き協議していく」と述べた。
電話協議は日本側が要請した。日本は日韓が防衛秘密を共有するのに必要な軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の締結を呼びかけているが、韓国側は慎重だ。
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