優勝した寺本明日香のゆかの演技=西畑志朗撮影
体操のNHK杯は4日、リオデジャネイロ五輪の代表選考会を兼ねて東京・代々木競技場で開幕し、第1日は女子個人総合があった。4月の全日本個人総合選手権決勝の得点を持ち点として行われた大会は、ロンドン五輪代表で、全日本2位の寺本明日香(中京大)が合計115・050点で3年ぶり2度目の優勝を果たした。2位に全日本優勝の村上茉愛(日体大)、3位には昨年の世界選手権代表の杉原愛子(朝日生命)が入った。日本体操協会の規定により、この3人は、リオ五輪の代表候補に決まった。6月の全日本種目別選手権で残り4人の代表候補が選ばれ、合宿や試技会を経て、最終的に五輪代表は5人に絞られる。
寺本明日香、攻めの演技貫きV 「ここは通過点」
特集:リオオリンピック
■リオ候補3人「高い競技力期待できる」
《塚原千恵子・日本体操協会女子強化本部長》 「チームの中心的な3人が候補に選ばれ、高い競技力が期待できる。寺本は全体的に失敗が少なく、この日も跳馬で難度の高い技を決めた。あとは種目別で跳馬、段違い平行棒、平均台から、3人を補う選手が入ってくれればいい」
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▽女子 ①寺本明日香(中京大)115・050(持ち点57・300=跳馬15・300、段違い平行棒14・050、平均台14・350、ゆか14・050)②村上茉愛(日体大)113・300③杉原愛子(朝日生命)112・350④内山由綺(スマイルク)110・050⑤笹田夏実(日体大)108・400⑥河崎真理菜(とらいク)107・850