(10日、広島6―3ヤクルト)
広島は投打がかみ合い、リーグ20勝一番乗りを果たした。試合が動いたのが、七回1死一、三塁。菊池が低めの球に食らいつき、中前へポトリと落ちる適時打で、勝ち越しに成功した。2死から、新井も右前へ流し打ち、追加点を挙げた。
「得点圏に走者がいたので、思い切っていった」と菊池が言えば、新井は「もう1点という気持ちだった」。この回、6回3失点と粘投したジョンソンに、代打が送られた。野手陣がつないで、白星をつけた。
終盤に失点したヤクルトとは対照的に、継投も見事にはまった。七回からヘーゲンズ、ジャクソン、中崎が無失点リレー。「打線を褒めてあげたい。追加点で、抑えも楽になったと思う」と、緒方監督も野手を持ち上げた。これで、今季のヤクルト戦は5勝1敗とし、お得意様にしている。