覚醒剤取締法違反(所持・使用)の罪に問われた元神奈川県葉山町議の細川慎一被告(42)に対し、横浜地裁は12日、懲役1年6カ月執行猶予3年(求刑懲役1年6カ月)の判決を言い渡した。並河浩二裁判官は「薬物に手を出すことは、到底許されることではない。町民の信頼を裏切り、社会的影響は大きい」と述べた。
判決によると、細川被告は2月16日、横浜市中区で覚醒剤0・38グラムを所持し、コンビニエンスストアのトイレで自分に注射した。細川被告は公判で、「仕事で調べものをする際、眠らないように覚醒剤を使った」と説明していた。
細川被告は昨年4月の町議選でトップ当選。起訴後、町議会は「町内に居住の実態がない」として失職させる決定をした。