(24日、大相撲名古屋場所千秋楽)
どすこいタイムズ
十両の宇良が一気に前に出る相撲で11勝目を挙げた。立ち合いで東龍の懐にもぐりこみ、前へ出ながら左足を抱えにいった。最後はもろ差しになり、懸命に寄り切った。
9日目の相撲で右足首を痛め、翌日は大きく下がって仕切り、展開の中で自分から下がって俵に足をかけて相手の出方をうかがうシーンもあり、場内を沸かせた。終わってみれば新十両場所だった先場所の10勝を一つ上回った。宇良は「途中にハプニングがあったけど、予想以上の結果を残せてよかったです。途中まで優勝争いにも絡んでて、いい刺激になりました。うまく15日間集中を切らさず、とりきれたと思います」。少しだけ表情を和らげた。
今場所は、宇良自身が課題とす…