東証1部上場企業の4~6月期決算
東京証券取引所に上場する企業の2016年4~6月期決算は、5日までに約3分の2が発表を終えた。円高で業績が伸び悩み、1部上場企業の経常利益と純利益は、いずれも合計が前年同期を約20%下回った。2ケタの減益幅は東日本大震災直後の11年4~6月期以来5年ぶり。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券が4日までに発表した東証1部の3月期決算企業762社(対象の58・7%、金融など除く)を集計。売上高は6・4%減の77兆8273億円、営業利益は9・2%減の6兆1718億円、純利益は23・5%減の4兆1803億円だった。
悪化の主因は円高だ。米国の早…