日米韓3カ国は、北朝鮮の5度目の核実験を受けた国連安全保障理事会の新たな制裁決議に向け、北朝鮮への原油輸出や北朝鮮からの石炭や鉱物資源の輸入を全面的に禁じるよう求めていく。複数の日米韓関係筋が明らかにした。前回の制裁決議で加わった貿易制限を強める要求で、北朝鮮の友好国として交渉のかぎを握る中国に伝えた模様だ。
北朝鮮に政策転換を迫るため、制裁には主に、核・ミサイル開発に使う物資や技術や資金を得にくくする措置が盛り込まれてきた。
前回3月の制裁決議では加盟国に、エネルギー不足が指摘される北朝鮮への航空燃料の輸出を禁止。人道目的や旅客便用は除外した。今回、日米韓は原油の全面禁輸を求め、民生用も制裁対象にする方針という。北朝鮮国営の高麗航空の自国領空通過禁止も提案する見通しだ。
また日米韓は、北朝鮮が核開発…