ソフトボール日本リーグ女子のトヨタ自動車戦で通算2千奪三振を達成し、歓声に応えるビックカメラ高崎の上野=時事
ソフトボール日本リーグ女子の上野由岐子投手(34)=ビックカメラ高崎=が5日、名古屋市のパロマ瑞穂野球場で行われたトヨタ自動車戦で、リーグ史上初の通算2千奪三振を達成した。
上野は9月11日に、豊田自動織機に在籍していたミシェル・スミス(米)が持っていたリーグ記録(1962奪三振)を更新。10月22日に1999奪三振とし、この日のトヨタ自動車戦で先発して三回に三振を奪い、大台に乗せた。試合はビックカメラ高崎が5―0で勝ち、上野は9奪三振で完封。上野にとっては、9月10日の通算200勝に続く大記録となった。
上野は「16年間続けられたからこその記録。自分の体に感謝したい」と語り、2千奪三振という節目の数字に関しては「狙って取る三振はほとんどない。一球一球、積み重ねた結果」。9月24日に自身8度目の完全試合も達成した日本のエースは、「まだまだ投げられる感覚がある」と意気込みを口にした。5日現在、通算で205勝、2008奪三振となった。