映像化された「火花」の一場面 (C)2016 YDクリエイション
吉本興業が小説、ノンフィクション、漫画の3部門で作品を募る「原作開発プロジェクト」を創設、2部門で募集が始まった。各部門の大賞受賞作は書籍化や映像化が検討される。きっかけは、吉本所属の芸人、又吉直樹の芥川賞受賞作「火花」の大ヒット。良質な原作を生み出すことが、コンテンツビジネスの成功につながると再認識したためだ。
プロジェクトは、部門ごとにインターネット上の三つの投稿サイトと共同で運営する。
小説部門は、ネット通販大手アマゾンが2012年に始めた個人出版の支援サービス「キンドル・ダイレクト・パブリッシング」のサイトを通じて募集。ノンフィクション部門は、体験エピソードを実名投稿する「STORYS.JP」と連携する。同サイトからは映画化もされた「ビリギャル」が生まれ、投稿数は現在2万本。この2部門は既に募集中で、来春の沖縄国際映画祭で大賞を発表する。
漫画部門では、漫画投稿サイト…