25日午前11時20分ごろ、北海道倶知安町のニセコアンヌプリ(標高1308メートル)で、「雪崩が起きて人が埋まっている」と近くのホテル従業員から倶知安署に連絡があった。町内に住むニュージーランド人で会社経営のカール・サミュエル・アームストロングさん(35)が意識不明で病院に運ばれたが、間もなく死亡が確認された。東京都目黒区の無職男性(35)も胸を打撲するなどのけがを負った。
署によると、現場は「ニセコビレッジスキーリゾート」と「ニセコマウンテンリゾートグラン・ヒラフ」の二つのスキー場にはさまれた立ち入り禁止区域。雪崩は長さ約350メートル、最大幅約200メートル、深さ約3メートルだったという。男性2人は当時、別の男性3人とスノーボードをやっており、禁止区域を滑走していたとみられる。