抽選会を前に写真撮影に応じる(左から)不来方の小比類巻圭汰主将、多治見の佐藤昂気主将、中村の山本泰生主将=10日午前、大阪市北区、細川卓撮影
(10日、選抜高校野球 組み合わせ抽選会)
21世紀枠で出場する不来方(岩手)の初戦は第5日第3試合。29番目にくじをひいた小比類巻圭汰主将は「大阪桐蔭と当たるところが残っていたので手の汗がハンパなかった」と笑った。昨秋の東海大会覇者の静岡との対戦となったが、「どのチームも強い。全力でやるだけ」。選手10人で臨む甲子園。「試合までにケガをしないように。出るからには勝ちたい」と口調を強めた。
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■77年に初出場で準V中村、前橋育英と対戦
全国制覇の経験がある前橋育英との対戦が決まった中村の山本泰生(たいせい)主将は「どのチームも各地の大会を勝ち上がってきた強豪なので」と表情を引き締めた。初出場で準優勝した1977年以来、2度目の出場。試合がある20日は祝日のため、盛り上がる地元からの応援団も多くなりそうだ。「たくさん来てくれると思うので、プレッシャーに思わず、背中を押してもらえると思って頑張りたい」