多くの観客で埋まった球場=19日午前9時45分、阪神甲子園球場、井手さゆり撮影
第89回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)は19日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕した。史上3校目の春連覇を目指す智弁学園(奈良)、昨夏覇者の作新学院(栃木)、強打者の清宮を擁する早稲田実(東京)、選手10人で臨む21世紀枠の不来方(こずかた、岩手)などが出場し、32校が12日間(休養日を含む)の熱戦を繰り広げる。
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開会式では、前回大会優勝の智弁学園を先頭に、南の秀岳館(熊本)から順に行進。司会は小野(兵庫)の杉本菜瑠さん、検見川(千葉)の鈴木崚汰さんが担当。不来方の竹内菜緒さんが国歌を独唱した。
作新学院(栃木)の添田真聖(まさと)主将が「人としての力を高めていく大会とすることを誓います」と選手宣誓した。
開幕試合は至学館(愛知)―呉(広島)の顔合わせで、午前10時34分にプレーボールした。4万5千人の観客が詰めかけた。試合は延長12回、呉が6―5で競り勝った。
第2試合は日大三(東京)―履正社(大阪)。注目の好カードは履正社が先攻。
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