大阪桐蔭の藤原恭大君=25日、阪神甲子園球場、加藤諒撮影
(25日、選抜高校野球 大阪桐蔭11―0宇部鴻城)
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1~6番のうち、4番山本を除く5人が2年生。大阪桐蔭の「黄金世代」が上々の甲子園デビューだ。
一回、1番藤原は「試合前は緊張したけど打席に入るとそうでもなかった」。2球目の直球をたたき、左中間二塁打。これをきっかけに押し出しで先制すると、なお無死満塁で打席に入るのは5番根尾だ。
投手と野手の「二刀流」で注目される左打者は「甲子園だという特別な緊張はなかった」。フルカウントからの変化球を右前への2点適時打とした。
2年生には中学時代に硬式のシニアやボーイズリーグの日本代表だった選手が何人もいる。背番号13の6番山田は昨夏からベンチ入りした藤原と根尾を見て、「絶対レギュラーを取ったる」と練習してきた。その思いをぶつけ、四回に左越え2ラン。チーム内のライバルたちの先を越す一発に「すごい気持ちよかった」と誇らしげに笑った。(山口史朗)
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○徳山(大) 7回無失点。「落ち着いて投げられました。五回1死満塁でも、ゼロ(に抑えること)にこだわった。ピンチもいい経験になりました」