宅配注文サイト「出前館」の運営会社「夢の街創造委員会」株の売買をめぐり、金融商品取引法違反(相場操縦)の罪に問われた同社創業者の花蜜伸行被告(47)に対し、東京地裁(佐藤卓生裁判官)は28日、懲役3年執行猶予4年、罰金2千万円、追徴金約1億3千万円(求刑懲役3年、罰金2千万円、追徴金約1億3千万円)の判決を言い渡した。
判決によると、花蜜被告は2013年から14年にかけて高値で大量の買い注文を出すなどして、株価をつり上げた。判決は「他人名義の口座を多数開設して取引をしており、相場操縦行為に対する罪の意識が極めて低い」と非難した。