東京都国分寺市内で割られたカーブミラー
東京都立川市内で路上に設置されたカーブミラーが相次いで割られていた事件で、隣接する国分寺市と武蔵村山市でも同様の被害が続いていることが、両市などへの取材で分かった。両市では3月中旬以降、計35枚の被害(1日現在)を確認。警視庁はいずれも同一犯の疑いがあるとみて、器物損壊容疑で調べている。
カーブミラー41枚割られる 東京・立川、角型ばかり
国分寺市は3月13日以降、市内で17枚の被害を確認した。市道路管理課によると、立川市に隣接し、市西部にあたる西町や北町などでの被害が多いという。市は、割られたミラーの下など市内の五カ所に、目撃情報の提供を呼びかける看板を設置した。
武蔵村山市内でも3月23日以降、18枚の被害が確認された。市道路下水道課によると、やはり立川市に隣接の伊奈平地区や榎地区などを含め、市西部に被害は集中しているという。両市は、3月中に警視庁に被害届を提出した。
立川市では2月末以降、鏡面部分が割られたカーブミラーが42枚発見されている。狙われたのは、いずれも角型のものだった。
国分寺、武蔵野両市でも同様に、角型のミラーばかりが狙われたという。高さ約2・5~3メートルほどある鏡面が、一撃で割られていた。両市の担当者は「通行者や市民生活に影響する。破損行為などを目撃した場合は通報して欲しい」などと話している。(金山隆之介)