駐日大使就任の宣誓をするハガティ氏(中央)=27日、ワシントン、ランハム裕子撮影
トランプ米大統領が新しい駐日大使に指名した投資会社創設者のウィリアム・ハガティ氏(57)が27日、ホワイトハウス隣のアイゼンハワー大統領府ビルで大使就任の宣誓を行った。
宣誓式にはハガティ氏の出身地のテネシー州選出の連邦議員や、日本の河井克行首相補佐官、佐々江賢一郎駐米大使ら約60人が出席。ハガティ氏はペンス副大統領の前で、妻のクリッシーさんが持つ聖書の上に左手を置き、右手を上げて宣誓。その後、ハガティ氏は「我々の前にある挑戦を楽しみにしている」と語った。ハガティ氏は28日には佐々江大使公邸での歓迎式典に出席、初の記者会見を行う。日本には8月後半に着任する予定という。
宣誓に先立ち、演説したペンス氏は「トランプ大統領のもと、米国は大切な友人で同盟国の日本に強固に関与していく。もっとも明確な象徴が、大統領によるハガティ氏の指名だ」と強調。その上で「日米同盟はアジア太平洋地域における平和と繁栄の礎だ。あらゆる脅威、とくに北朝鮮に対し、日米は共に断固として立ち向かう」と話した。(ワシントン=土佐茂生)