8日のアスレチックス戦で好投した大谷=USAトゥデー・ロイター
投げては開幕から2勝、打っては3試合連続本塁打を記録した大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手。ア・リーグの週間MVP(2~8日)にも選出され、22日には初の4番で安打を打った。もはや「マンガの世界」を地で行く存在では? 長年の日本ハムファンで大谷選手を高校生時代から注目していたというサッカーマンガ「キャプテン翼」の作者、高橋陽一さん(57)に近似性や活躍ぶりを聞いてみた。
野茂、イチロー、そして大谷 経済学者が見た活躍のカギ
経済学者であり、武道家でもある松原隆一郎・放送大教授が、大谷選手のすごみを語りました。
「そもそも、もう頭身が本当にマンガっぽい。日本人離れしていて」。高橋さんは開口一番、そう言った。
漫画家の高橋陽一さん
実は昨年4月、高橋さんによる大谷選手のイラストで、日ハムがTシャツやポスターなどのグッズを展開するコラボレーションを経験している。実在の人物をイラストにする際には通常、実物よりも顔を小さくしたり、足を長くしたりするというが、190センチ超でスタイルのいい大谷選手については「描き始めてすぐ、これはデフォルメが必要ないな、と思った。翼の体形とも似ているし、絵になる、絵にしたい存在」と振り返る。
コラボが決まった際、大谷選手と対面してあいさつを交わし、打撃練習も見学したという。「やっぱりモノが違った。それこそ軽く振って、軽くスタンドに運ぶ。しかもいいフォーム、いいスイング。実際間近で見ると、誰も彼に『二刀流を諦めろ』とは言えないだろうなと思った」
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